いよいよ我が子も新小4年として2月より通塾開始となりました。それまでの小学1年生〜3年生の低学年の3年間は通塾せずに色々紆余曲折を経て、主に自宅学習によって鍛錬を積んできました。今回はその取組みの振り返りと結果の評価をしたいと思います。
幼児期の取組み
巷では、よく幼児期の取組みから重要だと言われていますので、一応幼児期の取組みとして何をしたのかを以下に述べていきます。
まず、未就園児の頃は習い事や幼児教室には通いませんでした。子は、当時筋金入りの鉄ヲタだったので、電車の動画を見る、電車の図鑑を読む(眺める)、電車が走っているのを見に行く、汽車に乗る、プラレールで遊ぶなどとにかく電車に関する事は沢山していました。電車の図鑑は一人でボロボロになるまで読み込んでいたし、動画で覚えた電車関連の知識は結構マニアックで、振り返れば、この電車との関わりが幼児時代の子にとってかなり良質な「知育」だったのではないかなあと推察しています。
3歳頃になるとインターナショナルプリスクールに週3程度で通い始めました。あと体操教室にも行きましたが、子が「つまらない」と言うので、体操教室は半年ほどでやめてしまいました。
4歳〜6歳までは、平日は毎日プリスクールに通っていました。5歳の秋頃に小学校受験を意識し始め、関西圏では割と有名な奨学社のお受験コースの見学に行きましたが、当時私は仕事の都合で毎週平日に(土曜クラスはすでに満席になっていました)通う事が難しく、自宅学習しつつ模試だけ受けて本番に備えることにしました。その時の取組みについては当ブログサイトの「小学校受験」というカテゴリの中に詳細を書いた記事を残してあります。振り返るにこの小受の為にした受験勉強が結構小学生に上がってからも役に立っていたように思います。学習の習慣の小さな土台はこの時に形成されたと思っています。また、小学校受験といえど、受験は受験です。受かることもあれば落ちることもある一発勝負の世界です。もちろん縁故などもあるにはあるのだろうなと思いますが、うちは全く縁もゆかりもない状態で受けたので、完全に実力勝負の世界でした。この経験が子、そして親である私の精神を鍛えてくれたと思います。
小学校低学年での取組み
小学校受験を終えた後から中学受験についての情報収集を始めました。具体的には、大手塾の説明会に参加したり、Twitterで情報を収集したりしました。Twitterを見ていると大半の方が、公文、算盤、ピグマリオンや浜キッズなどの教室、大手塾への通塾のいずれかを低学年あるいは幼児期からされていましたので、算盤以外は全部体験や見学などをしました。そして、幼児期にあまり習い事をさせてあげられなかったので、小学校からは何か好きな習い事をさせてあげようと思って、音楽系、運動系やプログラミングなど「行ってみたい」と言われた所は全部体験しに行きました。その結果、低学年の間は学習系の習い事は英語以外はせずに、音楽系、運動系やプログラミング系の習い事に時間を割くことにして、引き続き自宅学習をしつつ模試を受けて立ち位置を見るというスタイルでいくことにしました。1年生の時はそれで良かったのですが、2年になると自宅学習だけでは心もと無くなったので、色々な学習塾のWeb動画を体験したりして、フォトン算数オンラインを導入することにしました。
なので、小学校低学年の間は、自宅学習とフォトン算数オンラインで勉強していました。あとは、子は読書が好きだったので、毎日1冊以上は本を読んでいたと思います。
小学校低学年で取り組んだドリルなどは、当ブログサイトの「中受に向けて」というカテゴリに詳細を書いた記事があります。
小学校低学年の時の学習方針
小学校に入学する前に、奨学社で入学準備講座という授業があったので、参加したのですが、その時に教えてもらった先生に「低学年のうちは浅く広くざーっと先に学習を進めていくといいですよ。」と言われたので、素直にその通りにしました。通塾開始前には算数のみ予習シリーズの5年下まではざっと終わらせました。基礎的で簡単なドリルから始めていき、徐々に難度を上げていきました。算数を先取りする際には、基礎的な例題や類題を一緒にやった後は、とにかく一人で問題に取り組むようにしてもらい、どうしてもわからなくて困っているという時やヒントが欲しいと言われた時にのみヒントを出す感じにしていました。また、Twitterを見ていると、「漢字と語彙と計算力がとにかく大事」というツイートを頻繁に目にしたので、漢字と語彙と計算は毎日必ずやるようにし、特に算数は山本塾の計算ドリルを何度も繰り返しました。いわば、筋トレのような位置づけであると思います。
「低学年の間は思考力問題に取り組むと良い」という話も聞き、ちゃれぺ〜やキッズBEEなどにも取組みましたが、子があまり好きではなかったので、暇で時間が余っている時にやる程度にとどめました。
数学も子は興味があったようなのですが、中学受験の問題を見ていると、数学的な考え方がかえって答えを導き出すのに遠回りになる場合もあると感じたので数学の先取りはしていません。自分で趣味としてやる分においては自由にしてもらっていますが、あまりやっていないと思います。
国語、理科、社会に関しては、子の興味に任せて小学校では習わないような範囲も本や参考書をどんどん買って読んでもらったりしていました。最近は、子どもにもわかりやすくて面白い本が沢山ありますね。
国語は、奨学社のハイレベ、最レべがとても良くできたドリルだったと思っています。低学年でも語彙や文法をしっかり学習することができます。論理エンジン、論理国語も5〜6年の範囲まで到達しましたが、どうしても記述が難しく、ここは塾にお任せしたいと思っています。
低学年の時のおおまかなスケジュール
Twitterの影響を受け、朝勉の習慣を確立したのも1〜2年生の間だったと思います。現在では、朝1時間ほど学習に取り組んでから登校しています。おおまかな平日のスケジュールとしては以下の通りです。習い事がない日は、「習い事」の時間は学習の時間として使っていました。子の好きな習い事が多いので、習い事の時間を遊びの時間と見做して、家にいる間は休憩時間以外は学習に充てるようにしました。
6:30 起床 朝食 支度
7:00 朝勉(フォトン、漢字、計算など)
8:00 登校
15:00
〜 下校 おやつ休憩
16:00 学校の宿題
16:30 習い事
19:00 お風呂 夕食
20:00 勉強
21:00 就寝
習い事について
習い事は結構色々試しました。3年生の現時点では、英語、ロボットプログラミング、音楽教室、サッカーを週1でやっていて、水泳や自然体験教室、理科実験教室などは月1程度でやっています。また、オンラインでPythonでプログラミングをする講座を週1で取っています。平日2日と土日は大体習い事で埋まる感じでした。
3年生の12月と1月の公開の成績
さて、今回は低学年時に行った中受に向けた自宅学習の取組みの評価がテーマですので、単純に新小4年生が始まる直前に受けた塾の公開模試の成績で評価したいと思います。公開模試は不定期に浜学園か希学園か奨学社の模試を受けてきました。浜学園と希学園の公開模試は必ず第2日曜日と決まっており、時間も大体似たような時間に実施されるので、同時に両方受けるのは結構厳しいです。なので、うちは同時に両方受けるという事はせず、どちらか一方の模試のみ受験しました。なお、飛び級はしておりません。
12月は浜学園、1月は希学園のプレ灘を受け、12月の浜学園では国語、算数、2科すべてで偏差値65を越え、1月の希学園のプレ灘ではB判定を取りました。
公文なし、算盤なし、通塾なしの自宅学習+フォトン算数オンラインで上記の成績なら、そこそこ頑張ったのではないかなあと思っています。きっと、通塾しても塾のカリキュラムについていけなくて脱落するという心配はあまりないのではないかなと推測しています。また、仮に通塾が子に合っていなかった場合にも、自宅学習でなんとかできるだけの土台は作れたような気がします。やってみないとなんとも言えないので断言はできませんが、「きっとなんとかなるだろう。」と希望を持てるだけの自信はついたように思います。
ここからがスタート…!
低学年での自宅での取組みは無駄ではなかったと思います。むしろよく頑張ったと子にも自分にも言いたいです。これまでの取り組みは、これから本格的に始まる中学受験に向けての勉強の土台です。レースに参加する前の筋トレやストレッチ、ウォーミングアップのようなものを意識して取り組んできました。できるだけ、道から大きく外れないように、大手塾の講演会には足繁く通い、情報をアップデートしていきました。
初めて塾に行った日に「家で独りで勉強するよりも、みんなとやる方が絶対楽しいでしょ。」と言ってニコニコしながら家を出発した我が子。どうかその楽しいという気持ちのままで最後まで走り抜けて欲しい。あとは塾と子にお任せして、私は進行がうまく行くようにサポート管理に移りたいと思います。
3年後に、満開の桜並木の下を家族全員が笑顔で歩く事ができますように…!
まとめ
・幼少期、電車は子にとって良質な「知育教材」だった。
・小学校受験の勉強によって、幼少期から学習の習慣をつけることができた。
・小学校受験によって親子共に精神力が鍛えられた。
・小学校低学年から通塾や算盤や公文はしなかったが、親は塾の講演会に行くなどして情報収集をした。(親は早い段階で、志望校となりそうな学校の過去問を見ておいた方が良いと思います。)
・子にやりたいと言われた習い事やイベントはどんどん体験し、可能な限り継続させた。
・自宅学習をしつつ公開模試だけは受けて立ち位置を定期的に確認した。
・自宅学習だけでは心許無くなり、2年生でフォトン算数オンラインを導入した。
・低学年の間は浅く広く先取りしていった。
・漢字と語彙と計算の問題は必ず毎日やった。
・1〜2年生くらいで朝勉の習慣を確立させた。
・習い事は子どもが好きなものを沢山やった。
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