2022年第2回の英検1次試験を受けた方、おつかれさまでした。小学1年生の我が子も本会場で受けてきました。過去問をやっていても単語や英熟語がネックとなっていて、基準点を超える気がしなかったのですが、受験料を払ってしまったので、ダメ元で受けにいきました。
本日その結果が出たので、ネット上で閲覧しました。すると合格していました。良かったです。
まだ2次試験が残っていますが、忘れないうちに英検3級1次試験対策として何をしたのか、そしてその成果はどうだったのかを振り返り、次の英検準2級に備えたいと思います。
英検3級対策として何をしたか?
英検3級対策としては、自宅で参考書を3冊と、公式HPで公開されている過去問3回分、英検公式アプリスタディギア、オンライン英会話のnativecampを利用しました。writingについてはネットのサイトも参考にさせてもらいました。塾等の講座はとらず、自宅学習だけで対応しました。
英検3級ではwritingが追加されるため、しっかり時間を取ろうと思って子の夏休みから英検に向けての勉強を開始しました。夏休みは、Oxford Discover: Level 1: Student Book とOxford Discover Level 1 Workbookを使用しました。どちらも2nd editionです。毎日、Student BookのChapter1を1時間ほどかけて子に音読してもらったり、こちらから問題を出したりしました。Workbookは主にwritingと文法対策として使用しました。追加で、オンライン英会話のnativecampでside by sideというテキストを使って25分レッスンをしてもらいました。ですので、夏休みはトータル1時間半ほど毎日自宅で英語を勉強していました。Oxford Discover Level1のテキストを終わらせた後は「英検3級 を ひとつひとつわかりやすく。新試験対応版 」という参考書を使用して同じように音読をし付属の問題を解いてもらったりしました。
いずれの参考書も、イラストが豊富だったり、字が大きかったり、小学生でもとっつきやすいデザインになっていましたので、楽しく使用していました。文法は、日本語で「これは仮定法だから云々」という説明をすると小1の子どもにはややこしいだけだろうと思い、英語で文法を学べるような教材(Oxford Discover, Side by side)を選びました。
夏休みの終盤頃に、ようやくwritingの実践に移りました。実は、夏休み前に「”d”ってどうやって書くんだっけ?」と言われるレベルでしたので、夏休みの間は前述のWorkbookをやってもらうので精一杯でした。writingについては「英検3級 を ひとつひとつわかりやすく。新試験対応版 」にも問題が掲載してありますが、練習するにはやや物足りない感じでしたので、ネットでライティングのコツについて書いてあるサイトを参考にしたり、問題だけを紹介しているサイトがありましたので、そちらを利用しました。以下参考にしたサイトです。全て無料です。
・英検3級ライティング予想問題…解答はありません。
夏休みが明けた頃に、英検3級の申し込みをし、スタディギアを使い始めました。オンライン英会話は継続して、できるだけ毎日30分スタディギアをしてもらいました。加えて、土日など時間がある時に、過去問をやってもらいました。英検4級の時は2回しかやらなかったのですが、今回は3回分を2〜3周してもらったと思います。
あまり単語学習をやっていなかった(反省)
致命的な事をしているのに気がついたのは、過去問を解いてもらって丸つけをした時でした。Readingの大問1の正答率が低い…!!!そういえば、英検3級の英単語の学習はスタディギアに任せっぱなしで、あまり親の介入がなく放置していたとようやく気がつきました。9月第2週目の土日に気がついたため時間があまりなく、これといって特別な対応ができず、とりあえず過去問のわからない英単語だけでもなくしていこうと思いました。子は四字熟語やことわざの漫画は自ら読みますが、英単語の本などは決して進んで読もうとはしません。ここは、もうちょっと親が一緒に音読するなりして、フォローしてあげた方が良かったな、と思いましたので次に活かそうと思います。
writingも過去問3回分を2〜3周しただけで終わった
単語もヤバいのに加えて、writingもそんなに沢山色んな問題ができる感じではなかったです。けれども、3回分あった過去問を2周か3周した時には、彼なりの「型」みたいなものができていたと思います。質問にもよるのですが、大体彼の出だしは「Yes.I like~」です。その後は、楽しいからとか遊べるからという理由を2つ挙げるのですが、語彙力がなく字数が足りなくなるため、「It is very exciting.」を加えて25語以上にしていました。本番の時は、必ず字数を数え、足りないようだったら、とにかくなんでもいいから1文付け加えなさいとアドバイスしました。
ちなみに、英検3級の採点基準は以下の通りです。
3級ライティング採点基準 16点(英検CSE:550点)
内容4点:課題で求められている内容が含まれているか
構成4点:英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
語い4点:課題に相応しい語いを正しく使えているか
文法4点:文法的に正しい英文が書けているか
子のスコアは16点満点中13点でした。スペルミスの可能性や文法・語彙の拙さから考えて、おそらく「構成」「語彙」「文法」で各1点ずつマイナスされていたのだと思います。質問の内容も「Do you like eating parks?」とそんなに難しくない内容でしたので、「あなたの考えとその理由を2つ英文で書く」「語数の目安は25~35語」「ちゃんと質問に答えられている(ズレた返答をしていない)」という条件をクリアすれば、表現が拙くてもそれなりの点数をくれるのかなと思いました。
試験2週間前からできるだけ英語に触れる時間を増やすようにした
試験2週間前から、普段やっている国語や算数のドリルをやるのをやめて、英語学習の時間をできるだけ取るようにしました。とは言っても、既に学校は始まっているし、習い事も行っているので、普段より1時間ほど多く時間がとれた感じでしょうか。今更遅いと思いつつも、洋書の多読を再開しました。ORTのStage8~9の24冊をできるだけ音読してもらいました。あとは、休み時間に見ているYoutubeもできるだけ英語のものを見てもらうようにしました。その時、丁度キティちゃんの英語版のYoutubeがTwitterで紹介されていましたので、それを見てもらいました。こちらの動画は子も楽しんで見ていましたのでオススメです。Season5まであるのでボリュームもあります。
そして、もっと単語を見てあげれば良かったという後悔を残しながら、本番当日を迎えました。
本番当日(本会場について)
最近は、小学生で英検を受験される方も多く、子も小学生のお子さんたちが集まっている教室で受験することができました。試験開始直前まで同伴者がテスト会場に入室することができ、解答用紙のA面(氏名や個人番号など)の記入は保護者が代筆することが許されています。机や椅子も一般的な物で、子どもが使うのに特に問題はなかったです。座席は決まっておらず、自由に選んで座ることができました。前回4級を受けた時は、後方の席でエアコンの音が大きく、リスニングの際の音声が聞き取りづらかったのか、リスニングの出来があまり良くなかったので、今回は前方の座席に座りました。
親の心配とは裏腹に、子は自信満々です。「今日の英検3級楽しみだな〜」と非常にリラックスした状態でした。
2次試験と英検準2級にむけて
結果、子は英検3級の1次試験に合格していました。意外にもwritingのスコアが一番良かったです。listeningも8割とれていましたが、readingのスコアが良くなく、やはり単語を覚える努力をしないといけないと思いました。
次は、2次試験のspeakingですが、こちらは日々native campで英会話をしているので然程心配はしていません。英検のspeaking対策講座も用意してあり、毎日やればそれなりに力がつくのではないかと思っています。
英検準2級については、子と相談して第3回の受験は見送り、来年6月の第1回で受けようと考えています。3級の時のように夏休みがあると勉強の時間がそれなりに確保できるのですが、残り2〜3ヶ月で国語や算数もやりながら英検準2級に合格するだけの英語の学習時間を確保するのは少し無理があると判断しました。毎日少しずつ単語を覚えるようにしたいと思います。低学年のうちは、よく書店にあるような和訳の英単語学習帳は続かないと思うので、できるだけヴィジュアルで捉えられるようなものを使用していきたいと思います。最近、英単語をイメージで覚えられる「TANZAM」という無料アプリを見つけましたので、一度利用してみようと思います。
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