前回の運動編の記事で、「実技テストは運動分野、音楽リズム分野、絵画・製作分野に分かれます。」と申し上げておりましたので、今回は絵画・製作・巧緻性分野について述べていきたいと思います。
子どもが受験した学校では、主にハサミを使って切る、折り紙を折る、紐を使って真結び・ちょうちょ結びをする、ひも通しをする、大豆などをおはしで移動させる、体操服やスモックなどを畳んでしまう、という問題が過去に出題されていました。人物や物を描かせる絵画はあまり出題されないと聞いていたので、絵画については何も対策しておりません。
絵画制作のポイント
絵画については対策はしなかったのですが、模擬試験を受ける中でいくつかポイントを聞いたので、お伝えしたいと思います。絵画でのポイントは、色を塗るときに薄く塗るよりもはっきりと濃く塗る方が望ましく、黒やグレーなど多用せずに、明るく元気で色彩が豊かな方が望ましいようです。人物などを描く場合は、目、口、鼻、耳、眉毛、髪の毛がちゃんとあるか、服をちゃんと着ていて、手足があるかなどがポイントだったと思います。少女マンガのような可愛らしい絵ではなく、リアルに近い方が好ましいようです。例えば、マンガでは、あまり鼻を目立たせずに棒線で表現したり陰影をつけたりしていますが、そうではなく、しっかり鼻の存在を残したほうが良いようです。
ハサミで紙を切る
ハサミで紙を切るのは、直線、波線、ジグザグ線などを切ったり、船や自動車、動物を切ると言ったことを練習しました。私たちは、ちびむすドリル(https://happylilac.net/kiriharikosaku.html)をよく使用していました。ちびむすドリルは、無料でダウンロードできる教材が多数紹介されているホームページでオススメです。
折り紙
折り紙は、鶴ほど過程の多い複雑な問題は出題されないと思います。大体4〜5工程ほどでできる内容を一度先生がお手本を見せた後で、全く同じ通りに折れるか確認する問題でした。
ひもを結ぶ
紐の真結び、ちょうちょ結びについては、うちの子どもだけでなく、他のお子さんもちょうちょ結びで苦戦している印象でした。問題としては、厚紙に穴が開けてあり、そこに紐を通して真結びをしてちょうちょ結びをする、長い紐を短くまとめて真結びをする、紐だけで真結びとちょうちょ結びをするなど色々パターンがありますので、どのパターンもできるように練習しました。真結び・ちょうちょ結びに関しては、パターンが変わると全くできなかったりするので、練習が必要だと思います。また結びの数が増えると制限時間内にできなかったりするので、できるだけ素早くできるよう意識して練習すると良いでしょう。あと、youtubeで真結びやちょうちょ結びの方法について幼児むけに動画が投稿されていたりしますので、こちらを参考にされても良いと思います。
大豆の箸つかみ
大豆の箸つかみについては、割と多くの学校で過去に出題されていたのではないでしょうか。箸は、よくある使い捨ての先が四角い割り箸ではなく、丸い割り箸を使用して練習しました。これもひたすら練習するしかないと思います。
服をたたむ
体操服やスモックのたたみ方については、お手伝いの一貫としてやらせているご家庭もあるかと思いますので、少し練習したらできるのではないでしょうか。うちの子も一度やり方を教えたら、大体できていました。練習する時は、前ボタンつきの物で練習しましょう。最近は、ボタンを止めずに綺麗にたたみましょうという風に出題されるようです。ボタンを止めずに綺麗に畳むのは子どもにとっては結構難しいです。
以上、絵画・製作・巧緻性分野についてでした。あとは、お片付けをさせる内容も出題されたりしますが、日頃から物や本をしまったり、靴を揃えたりといったことができていれば、それで十分だと思います。
紙を手でちぎる
【追記】もう一つ手こずったものがあるのを記載し忘れていました。それは、紙を指示された形に手でちぎる、ということです。紙に丸や四角が描いてあり、その線にそってちぎっていくのですが、子どもにとっては難しく、なかなか綺麗に形に沿ってちぎることができませんでした。折り紙やいらない紙などを用いて直径10cmくらいの大きさの円を描き、それを線に沿ってちぎってもらう練習を何回もしましたが、最後まで綺麗な円形にちぎることはできませんでした。
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