今回は、小学校受験時の面接の実際の様子と対策について述べていきたいと思います。
小学校受験における面接
まず、実際の面接についてですが、大体の学校が親子面接だと思います。何組かの親子が控室に待機していて、先生に案内されたら親と子両方が面接室に入り、最初に子どもが質問を受けて一通り終わったら、親が質問を受けるという形式です。大体10分〜15分ほどで終わりました。面接室には先生が2人いらっしゃいました。
面接の際には、発言内容だけでなく態度もしっかりと採点されているようでした。親が質問されている間に、子どもが足をぶらぶらさせたり、手遊びをしたりせずにお行儀よく待てるようにすることも重要だなと思いました。
面接時の服装
面接時の服装についてですが、特に学校側から指示がなければ、子は白い半袖・長袖のワイシャツに紺地や黒地の短パン・スカートで、親は、母親なら紺地のワンピースにジャケット、父親は黒か紺のスーツにネクタイといった感じでした。かばんや靴も紺か黒の人がほとんどでした。あと、上靴を持ってくるように指示される学校がほとんどだと思いますので、予め上靴も用意されたほうが良いと思います。
小受面接の質問内容
質問内容についてですが、子の質問内容については以下に羅列しようと思います。悩まずに答えられる質問のほうが多かったですが、子どもはまだ5〜6歳と小さいので練習していないと簡単な質問でも答えるのに時間がかかったりするため、やはり練習は必要だと感じました。練習は、公開模試の復習や「有名小入試 面接・口頭試問ワーク A・B・C(5・6才用)各1,456円」を利用すれば充分なのではないかと思います。現在通っている幼稚園や保育園の先生やお友達の名前を聞かれることが多いのですが、フルネームで答えた方が良いので、先生やお友達の名前はフルネームで答えられるようにしたほうが良いでしょう。また、「〇〇君と〇〇ちゃん」と単語で答えるのではなく、「○○君と〇〇ちゃんです。」と文章で答えられるようにした方が良いです。好きな物事を聞かれた後で、「それはどうしてですか?」と理由を聞かれることがありますが、単純に子供の感性のまま「楽しそうだからです。」「かわいいからです。」という理由で構いません。逆に「なんとなくです。」という曖昧な答えは良くないようです。親に対する質問は、出願時に提出した志望動機等に絡めて質問をされているように感じました。こちらも大体聞かれる内容は決まっているので、志望動機と併せて用意しておくと良いでしょう。
質問内容の具体例・態度の評価のポイント
【子への質問内容】
⒈受験番号とお名前を教えて下さい。
⒉幼稚園のお名前を教えて下さい。先生のお名前を教えて下さい。
⒊仲良しのお友達の名前を3人教えて下さい。
⒋おうちでどんなお手伝いをしていますか。
⒌お母さんが作る料理の中で好きなものを教えて下さい。
⒍お食事の時、おうちの人に注意されることはありますか。それはどんなことですか。
⒎好きな本の名前を教えて下さい。
⒏お父さん、お母さんは好きですか。どんなところが好きですか。
⒐どんな時に褒められますか。どんな時に叱られますか。
⒑大きくなったら何になりたいですか。それはどうしてですか。
11. お友達とケンカしたらどう仲直りをしますか。
12.小学校では何を頑張りたいですか。
13.電車に乗る時何に気をつけますか。
【面接時の態度のチェック項目】
⒈元気よくごあいさつができるか。
2.声の大きさ(小さい声よりは大きくてハキハキと喋れたほうが良いようです。)
3.発音の明瞭さ
4.質問を理解する力
5.お話をまとめる力
⒍面接中の行儀
【保護者への質問事項】
⒈この学校のどんなところに心惹かれましたか。
⒉宗教教育についてどのように思われますか。
⒊ご家族で何か取り組んでいることはございますか。
⒋お子様の良いところ(あるいは苦手なこと)についてお聞かせください。
⒌お子さんをしつけたり教育する中で何に一番苦労したと感じましたか。
⒍ご家庭の教育方針についてお聞かせください。
⒎将来(6年間の小学校生活を通して)、どのような人になって欲しいですか。
⒏お父様とお母様の意見が違う場合はどのようになさいますか。
9.学校の方針と家庭の方針が違う場合、どのようになさいますか。
10.しつけの中で一番気をつけていることをお聞かせください。
11.小学校で、お子様がお友達とトラブルになった場合、どのようになさいますか。
12.6年間学校の規則を守っていただけますでしょうか。
13.お子様が学校でケガをしたり、熱を出したりしてこちらから連絡した場合、すぐにご対応可能でしょうか。
14.小学校の6年間で本校に期待していることはございますか。
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