最近、希学園の講演会に行きまくっている。

中受に向けて

 塾を選ぶ時、皆さんどのような感じで選ばれているのでしょうか?現代日本では、東はサピに早稲アカ、四谷大塚、西は浜に希に馬淵など様々あり、大手だけでもどこにしようか迷う方が多いのではないでしょうか。中には「〇〇一択!」と迷いなしの方もいらっしゃると思いますが、私は現時点でめちゃくちゃ迷っています。どの塾が、どのような理念・方針で子ども達に教えているのかが皆目わかりませんので、本当にうちの子に合った塾なのかどうかが見極められないからです。5年生や6年生になって「やっぱこの塾違ったわ〜」となるのは避けたいと思い、現時点でできる限り、塾の講演会やイベントには参加しました。

 今回は、そんな中でもとりわけ私が講演会に参加させていただいている希学園さんについて、「一般生(塾生ではない外部の生徒)」の親の立場で知り得た情報をシェアできればと思います

希学園さんの第一印象・特徴

 ここでは、あまり合格者数や合格率等には触れずに、どういった雰囲気の塾なのかという点を中心に述べていきたいと思います。簡単に第一印象を述べると

  • 少数精鋭
  • 非常に面倒見がいい。(そのかわり、塾にいる時間は長い。)
  • 保護者に対するフォローも手厚そう。
  • 先生自身がご自身の担当教科のことを好きそう。
  • テスト(特に灘に関するもの)の質が非常に高い。
  • テストの返却が迅速。(テスト当日返却の場合あり)
  • 子どもたちの人間性を高める教育についても考えている。
  • 講演会に参加するだけでも、中受に関する質の高い情報が聞ける。
  • 希望していれば、成績に関わらず灘コースに入ることができる。(足切りなし)

です。頂いたレジュメには「集団授業の良さと個別指導の良さを掛け合わせた、ハイブリッド型を実現!」と書いてあります。以下具体的にどういうことなのか述べていきたいと思います。

少数精鋭かつ非常に面倒見がよさそう

 希学園さんは、教室の数が関西圏では9校舎、首都圏では4校舎と他の塾と比較して小規模展開です。これはなぜか?というと規模を拡大していくと、事業展開に人手がとられてしまい、教育の質がどうしても落ちてしまうので、生徒さんに対する教育の質を保つために、規模を拡大しない選択をした、とおっしゃっていました。

 希学園さんは、非常にサポートが手厚いです。パンフレットに「子どもたちの、最高の伴走者でありたい。」と書かれていますが、本当にその気持ちで運営されているのだと思いました。「面倒見が良さそうだ」と感じたポイントは以下4点です。

①授業でわからなかった所は塾でしっかりと理解してもらうために、授業を担当した講師の管理の下、授業後に約1時間程度の自習時間を設けている。そのため、子どもたちが塾に滞在する時間は長い。お弁当必須。

宿題は全て、授業の担当講師がチェックをし、コメントをくれる。親のコメント欄もある。

テスト直しも宿題として出されており、授業の担当講師がチェックする。

一人一人の生徒に対して、専任のチューターがつき、勉強のことや進路について保護者も含めいつでも相談可能。メールの相談も24時間受け付けているそうです。

テストの質が非常に高い

 希学園さんの講師の方々の入試分析や各学校についての講演会に何回が参加したのですが、お話を聞いてるだけで、先生が「担当教科のことが好きで好きで仕方がない」というのが伝わってきました。作問が好きで好きで仕方がない、その教科の面白さを子どもたちに伝えたい、そういう心意気が漏れ出ていました。入試問題について分析に分析を重ね、研究しつくしている感じがありました。

 そして、そうした心意気はテストやテキストに反映されているようです。まず、テストでは「実際の合否の結果と希学園における模試の合格判定とブレがない」というようにおっしゃっていたと思います。つまり、入試本番とほぼ変わらない問題を模試で出題しているという事です。

 また、そうした精度の高いテストを、迅速に丸つけをして成績をつけて当日返却するというのも、素晴らしい特徴の1つだと思います。テストをやったすぐ後に、テスト直しができるのは非常にありがたいですよね。

 テキストについても、「希のテキストをやっていれば、志望校の過去問題集を別途でやる必要はありません。」とおっしゃっていました。むしろ、やらない方が良いと断言する位の勢いでした。というのも、希学園さんのテキストには、効率良く学習及び吸収できるように、体系立てて各学校の過去問を入れ込んであるんだそうです。なので、年度別に過去問をやっていくよりも格段に身に付くということなんだと思います。

子どもの「人間力」を育てる

 希学園さんの講演会にいくと、根本的な「人間力」を大切にして欲しい、という風に語っておられます。私は、「中学入試ってテストの点数のみで合否を判定するわけだから、子ども達の人間性ってあまり関係ないでしょ。」って昔は思っていたんですけれども、どうも違うみたいです。「常識があるか?」「ちゃんと人の話を聞いているか?」「自分の言いたいことを正確に相手に伝えられるか?」「自己中心的でないか」そういった部分も、答案用紙には如実に表れ、点数に反映されているようです。こうした「人間性」を育てるという部分において希学園さんが具体的にどうアプローチしているのかまではわからなかったのですが、子どもたちには自己中心的にならず、コミュニケーションを取り合い、お互いがお互いを高め合えるような雰囲気で授業をされるているようでした。

 子どもの「人間力」を育てることに言及している塾は少ないように思いますので、希学園さんの大きな特徴だと思います。

誰でも灘コースに入れる

 一般的に、難易度が高いコースほど、足切りの基準が厳しいイメージですが、希学園さんでは、「その子がどんな成績でも、絶対に灘を受けたい!灘コースを受けたい!と言ったら灘コースに入ることができます。こちらも腹をくくります。」とおっしゃっていました。過去にE判定やD判定であっても合格する子がいたから、その可能性を塾側の設定した基準でつぶすわけにはいかないと言うことだと思います。

自己の教育に対してストイックなまでに責任を負う塾

 タイトル少し大袈裟かもしれませんが、講師の先生からも事務の方からも一様に「自分達が子ども達に対してする教育についてしっかりと責任を持つ」という姿勢を感じました。失礼ながら、私は「塾とは入試試験の分析に基づいて構成した授業と模擬試験をし、入試に関する最新の情報を提供する所」と思っていましたので、成績を上げるとか授業で習った知識を身につけるのは本人やサポートする親御さんの努力で成されるものであり、成績が上がるのも下がるのも本人次第で塾はあまり関係ないというか、アテにするつもりはありませんでした。

 しかしながら、上記に述べたように、希学園さんは子どもたちの最高の伴走者になることに対して本気です。

 私も中受経験者で塾に通っておりましたが、ここまで手厚くはなかったです。授業の復習やテスト直しは当然塾から帰宅して家でやっておりましたし、テスト直しを先生に見てもらった事などなかったと思います。そこは自己責任の範疇だと思っておりました。ですので、なんかここまでしてもらうのは、申し訳ないような気分になってくるのですが、親目線でみると非常にありがたいというか頼もしいですよね。

 冒頭で、レジュメに「集団授業の良さと個別指導の良さを掛け合わせた、ハイブリッド型を実現!」と書いてあると述べましたが、確かにその通りだな、と感じました。授業を担当してくれる講師が宿題も自習もちゃんと見てくれるのは、とてもありがたいです。

個人的には、希学園さんにお任せし、子どものやる気さえあれば親の出る幕ってあまりないのではないか、と予測しています。言い換えれば、完全に塾の管理下になり、親の介入する余地がないとも言えます。塾の方針に疑問を持ってしまった時は上手くいかなくなるかもしれません。

全般的には、私は非常に好印象を持ちました

以上、希学園さんについてでした〜。実際に講演会で聞いた事や経験したことに基づき述べていきましたが、飽くまで、私一個人の感想になりますので、実際どうなのかや詳細については塾に直接尋ねたり、講演会にご参加されることをオススメいたします。

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