希学園 小3~小5保護者対象教育講演会を聞いて

中受に向けて

 先日、久々に塾の講演会に参加しました。タイトルは「算数の力を最大限引き上げるには」です。私はすぐに忘れてしまうので、個人的に為になると思ったことをメモ書き程度のレベルで以下に記録として残しておきます。ちなみに、実際の講演会はもっと理路整然としていて更に詳細にお話されていますので、気になる方は講演会に実際に足を運ぶことをお勧めいたします。

計算練習について 〜3・4年生はとにかく計算〜

・3、4年生のうちは計算力と作業力をつける。特に3年生はとにかく計算。

・整数計算をとにかくやって、ある程度以上のレベルにする。分数と小数の混合計算はその後。目標は4年生で2桁×1桁を暗算でできる

・計算は精度と速度の両方を上げる必要がある。1週間のうちに速度重視で計算練習する日と精度重視で計算練習する日をつくる。例えば、月〜木は速度重視の計算練習で金〜日は精度重視の計算練習をするなど。どれくらいの比率でやるべきかは子による。公開模試が日曜日にある為、精度を上げる計算練習の日は週末に行うようにする

・精度を上げる計算練習とは、「1問でも間違えたら不合格」という練習。

問題文を正しく読む

・大人は問題文を読むところからが「問題を解く行為」と認識しているが、子どもは違う。子どもは問題文を読み終わってからが「問題を解く行為」と思っている。問題文を読むところ、答えを書くところも「問題を解く行為」であると教える。

・問題文を正確に読むのに、オススメは音読。音読をすると自然と読むスピードが黙読より遅くなる。正確に問題文を読む為には、読むペースを上げるのは厳禁。テスト中は音読はできないので、口をパクパクして声を出さずに読む、鉛筆の先で問題文を追いながら読むなど

書く練習

・「トメ」がないつづけ字みたいな字を書く子は危険。6年生になると、なかなか字の癖は直らないので、できるだけ低学年のうちに誤読しないような字を書けるようになること。「きれいな字を書きなさい」といっても、具体的にどうしていいのか子どもはわからないので、「きっちりトメて書きなさい」と言うようにする。

・式だけでなく、言葉・図・表などを書いて解く練習をする。

・図を書く練習をする。フリーハンドでまっすぐの直線で正確に。三年生のうちは正方形・正三角形・立方体、4年生のうちに円・正六角形が書けると良い。点描写はオススメ。

・図を書く練習は、きれいな図が書けないと意味がない。線が歪んだ汚い図ばかり書いていると図形の感覚はどんどん落ちていくので注意。

ずっと伝え続ける

 上記のことを言っても、子どもがすぐに直してくれない事も多いでしょう。最初は「何回言っても言う事を聞かない」と憤慨してしまうかもしれませんが、子どもなんてそんなものだと割り切って、大事なことは何度でも何度でも伝え続けましょう。先生が講演会で「ずっと伝え続ける」と言っていたのを聞いて、先生でもそうなんだな、きっと世の中の全ての親御さんもそうなんだろうなと思った瞬間、悟りを開いたような心持ちになりました。すぐに改善が見られなくても、決して感情的にはならずに、諦めず最後まで唱え続けましょう。

最後に

 以上、個人的に大事だと思った事のメモ書きでした。冒頭でも述べた通り、講演会では算数の力を最大限引き上げるために他にもたくさんポイントとなる事をお話しておられましたので、上記に書いてあることが全てではありませんので悪しからず。

 個人的に一番心に響いたのは「ずっと伝え続ける」という言葉です。中受は親の忍耐力と精神力が試されますね。極めれば本当に悟りの境地に至れるかもしれません。我が子の字が汚くても、式を書かなくても、文章を読み飛ばしても、めげずにどうすればいいかを唱え続けましょう…。

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