浜学園新小2マスターコースWeb無料体験の感想

中受に向けて

 最近は様々な中学受験塾のweb講座がありますね。色々目移りしてしまうのですが、とりあえず関西では主力の中学受験塾である浜学園のweb授業を体験してみようということで早速、体験申し込みをしてみました。

浜学園web授業無料体験【マスターコース】申し込みについて

  浜学園のマスターコースのweb授業は新小2〜新小6を対象に無料で体験できます。入塾テストや公開テストを受けなくても可能です。飛び級はできません。浜学園のマイページに登録されている方であれば、マイページから情報や資料が確認できます。

 2023年度は2月22日〜から申し込み受付けをしており、申し込みの5日後から動画を視聴することができます。視聴可能期間は2週間です。申し込みをすると、2〜3日で各教科のテキストの一部コピー、復習テスト、計算テスト、学習計画表、学習方法などの資料が郵送されてきます。

新小2・小3は算数と国語、新小4〜新小6は算数・国語・理科の中から複数教科体験可能です。

また、いつ申し込みをしたとしても、体験できるのは一番最初の講義No.1の授業のみです。

Web無料体験【マスターコース】の学習方法

 詳しい学習方法については、浜学園マイページにもPDFが添付されています。後に感想を述べる際にここに触れておきたいので、いくつかのポイントだけかいつまんで記載させていただきます。

・はじめに…浜学園の学習サイクルは、1週間ごとに「講義の受講→家庭学習→復習テスト」を行うことで1サイクルになっている。このサイクルを繰り返すことにより規則正しい学習習慣が身につき、無理なく学力を習得するシステムになっている。

・Web講義受講の前準備…予習は不要。受講する時に必要なものは、学習計画表、テキスト、講義ノート、筆記用具。

・Web講義受講Web講義受講中は集中して先生の話を聞き、板書はしっかりノートに書き写すようにする。Web講義受講中に先生が問題を解くように指示した場合は、教室にいる時と同じく自分で考える。

・家での復習…まず、板書を書き写した講義ノートを見直してから、「学習計画表」に基づいて指定された学習範囲を勉強する。(以下略)

Web受講を体験してみての率直な感想 算数編

 ここでは算数の授業の感想を述べます。まず、率直に言うと授業のスピードが早かったです。板書を写している間に、先生の講義がどんどん先に進んでしまい、「そしたらこれ解ける〜?なんぼ〜?」と言われて問題を解くよう促される間も、その前の板書を写していて問題を解く暇がないといった状態です。

 ちなみに、子は浜の公開学力テストを事前に受けているので、受講したクラスはSクラスでした。(小2の場合はHクラスとSクラスの2種類があるようです。)学習内容は「100までのたし算、ひき算、文章題」です。テキストは、テーマ1、テーマ2、テーマ3、やさしいもんだい、むずかしいもんだい、チャレンジもんだいで構成されており、Sクラスでは各テーマをざっとやった後に、むずかしいもんだいとチャレンジもんだいに取り組んでいました。チャレンジもんだいは結構難しい問題でした。浜公開の最後の方に出題される問題のような感じです。テキスト全体の問題の難易度としては、公開学力テストに近いか、それより少し簡単といった感じです。

 50分程の時間の中でこれらの問題の解説をざっとしていくので、授業のスピードは当然早くなりますよね。ノートを取るために先生が時間を取ってくれる事は全くなく、流れるようにどんどん講義が進んでいきます。web授業は過去に浜学園で行われた講義をそのまま録画した動画を使用しているようで、動画の中の子どもたちは先生の質問にテンポよく答えていきます。ちゃんと板書も写して講義にもばっちり参加できるなんてすごいなと思いました。一方、我が子は板書を写すので精一杯です。横で見ていましたが、授業の合間合間の先生の質問に頭を使っているようには見えませんでした。

 子に感想を聞いてみると、「ノートを取らなくていいんだったらついていけるけど、ノートとりながらはきつい。チャレンジもんだいは面白かった。」と言っていました。

結論

 まず先に結論を述べますと、「浜学園のweb授業マスターコースは現時点の我が子には合っていない。」です。

 浜学園のweb授業は、過去に撮影されたリアル講義の録画をそのまま動画で流しています。こちらにテンポを合わせてくれる事は一切ありません。そして、我が子には授業の進行速度が早すぎると感じました。浜学園から事前に頂いた「学習方法」のプリントをみると、「Web講義受講中は集中して先生の話を聞き、板書はしっかりノートに書き写すようにする。Web講義受講中に先生が問題を解くように指示した場合は、教室にいる時と同じく自分で考える。」とありますが、今の子のレベルだと浜の授業ペースではとてもこれだけの事はできなさそうです。何回か受講していると慣れてくるものなのでしょうか?

 さて、私がオンライン授業を子に受けてもらう目的は、①基礎的な事を丁寧に復習するため、②無駄な時間を省くため、③来るべき通塾の際に困らないように板書に慣れてもらうための三つです。

 まず①について、子は市販のドリルで自宅学習を進めており、現在は3年生〜4年生の範囲に入っています。ドリルをやる中でわからない所は私が教えるというスタイルでやっており、体系立てて丁寧に教えていないのでどこかに穴があるのではないかという不安があり、先取りをしているオンライン授業を探していました。②については、単純に通塾のためにかかる時間を省きたい、好きな時に授業を視聴したいという事です。現在4つ程習い事をしているので、自宅で受講可能ならできるだけそうしたいという理由です。③については、前述の通り、子は自宅でひたすら問題を解いて、わからない所は親に都度教えてもらうというスタイルで今までやってきたため、塾の授業を聞きながら板書をとるという事をしたことがありません。できれば、この塾のスタイルにも慣れてもらって、いざ通塾を開始した際にスムーズに馴染めるようにしたいという理由です。

 今回、浜のweb授業を視聴させてもらうと、上記の目的は満たせそうにはありませんでした。ただただ、板書を必死に書くだけで時間が終わってしまうことほど無駄なことはないと思っています。再度復習した時に、「子は一体授業で何を聞いていたんだろう?」となる事態が容易に予測され、ただただ私の負担が増えるとともに子の時間が奪われるだけのように感じました。理想は、「学習方法」に書いてある通り、授業の板書をしっかりとって、先生の話をよく聞き理解し、自分の頭でしっかり考える事ですが、我が子の力量ではあの授業スピードではそれはできないと思いました。

 であれば、今まで通りしっかり子に思考して問題を解いてもらい、わからない所は私が教える方が時間的にも金銭的にも無駄が少ないです。スピードが早すぎて簡単な内容の板書を必死に取るだけに終始するという超無駄な作業に50分が費やされるのは勿体無いと思いました。

一抹の不安

 今回web授業を体験して、板書を写すのに必死で全然授業についていけない子の様子を目の当たりにしました。これで実際、通塾を開始した時にちゃんと板書をとりながら先生の話を聞くことができるのだろうかと非常に不安になりました。ただただ、板書を写すだけの時間になるのであれば、通塾しないという方向に舵きりするかもしれません。

 塾の先生は「どこに行っても慣れるまでには時間がかかります。」とおっしゃっていましたが、うちの子本当にあのスピードに慣れるのかな?学年が上がるにつれて、内容の難易度も上がるわけですし、ぼーっとして何時間も無駄にしてしまうんじゃないだろうかと非常に不安になりました。

 結局、塾に行かずに自宅でガンガン問題集をやって行った方が効率が良いのではないかと言う考えが払拭できず、通塾しないかもしれません。

 ちなみに、現時点での子の浜の公開学力テストの偏差値は60前後です。決してついていけないレベルではないと思っていましたが、web授業には全くついていけませんでした。動画の中のお子様は非常にテンポ良く先生の質問に答えていたので、あのレベルになるには更にがんばるしかないということなんでしょうね。やはり浜学園はレベルが高いです。

どこのオンライン授業を受講するか?

 できない事を嘆いても仕方がないので、できる事から着手しようと思います。今回、浜学園の授業にはついていけない事がよくわかりました。一方で、前回の記事でも取り上げていたフォトン算数オンラインは非常に良いシステムで、子がちゃんと板書をとる時間を確保し、尚且つちゃんと問題を解いて思考させる時間もあるので、私の考える3つの目的の条件をばっちり満たしてくれるように感じました。ある程度子のペースで進めていくことができ、しっかり授業に参加できていると思います。ほぼ毎日配信される所も気に入っています。子も前向きに取り組んでくれるので安心して任せられる感じがあります。よって、フォトン算数オンラインは今後も継続することにしました

 

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