小学校1年生を振り返る〜激動の2022年〜

日々の出来事

 早いもので、もう入学して1年が経ち、先日終業式を迎えました。2022年は、コロナ禍に加え、ロシアとウクライナの戦争が開始し、安倍元総理大臣が暗殺されるなど、非常に不安定な世相でした。これらの出来事に我々一般的な庶民も右往左往させられ、日常生活を送るのも大変な1年だったように思います。

激動の2022年に振り回される

 小学校の出来事に絡めていえば、入学式や卒業式、運動会などのイベントは、マスク着用はもちろん、保護者の方の人数制限、学年ごとに執り行って密を避けるなど、私たち大人の時代とは随分違ったものになっていました。私が小学生の時は、運動会は全学年が一斉にやり、午前の部が終われば、お昼は家族ごとにお弁当を食べ、午後の部をやるという感じでしたが、子のはじめての小学校の運動会は1年生のみで1時間くらいで競技をやって帰宅するというものでした。

 また、登下校の際にも大変な思いをされた保護者さんは多かったと思います。2022年6月〜7月にかけて、全国的に幼稚園児や保育園児や小学生を誘拐する趣旨の予告メールが各市町村宛に届く事件が頻発し、学校から注意喚起や「この日は登下校の際にできるだけ付き添ってあげてください。」という連絡がきたご家庭も多いように感じました。かく言う我が家にも注意喚起のメールがきました。

 2022年冬には、長期化するロシアとウクライナの戦争が原因で光熱費がグンと上がり、家計を直撃。加えて、お子さんの習い事(だけではなく他も色々)の価格も改定されて高くなったという方も多いのではないでしょうか。光熱費を減らすべく、色々工夫されたご家庭も多かったかもしれません。うちはケチってリビングのエアコンは通常2台稼働のところを1台稼働の上厚着しまくって凌ぎました。

 2023年の春、最近になってようやく新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が減少し続け、収束を迎えるのだろうかという明るい兆しが少しだけ見え始めたように思います。2023年3月13日より小学校でもマスク着用は任意となりました。子の通っている小学校では、3月の終業式まではマスク着用してください、とのことでしたが卒業式はマスクを外しての参加になった(6年生のみ)ようです。

小学校での子の成長

 そんな非日常の中でしたが、子は特に疑問にも思わず、毎日元気に小学校に通い続けました。保護者としては気を遣う場面が沢山ありましたが、本人は楽しく小学校に通えていたようでよかったです。

 春は、ランドセルを背負うのもやっとで足取りも頼りなく、雨の日などは登校中に足元を滑らせて転んでケガをするという事もありましたが、2学期になる頃には随分と足取りもしっかりとしてきました。

 2学期には「話が噛み合う子がいなくてつらい」という相談を受けましたが、2学期の終わり頃から3学期には徐々に同じクラスのお友達と打ち解けてきたようで、家庭でもお友達の話や遊んだ時のことを子から話してくれるようになりました。女の子が仲良くしてくれたみたいで、本当に感謝しています。子は学校から帰るとその女の子たちの話をしてくれました。男の子のグループは子の目線的には「オラオラ系、無言系、お笑い系」に別れるようで、その男の子のいずれかのグループに入るより女の子とおしゃべりしたり遊んだりする方が楽しかったみたいです。

 小学校の授業参観や小学校から持って帰ってくる作文や課題を見ていると、「もうこんな文章がしっかりと書けるのか。」と驚かされることが多々あります。常に、私の期待を超えた教育をして下さる小学校には感謝しかありません。伝統芸能の鑑賞や音楽家との交流、日本の伝統文化の体験など、なかなか私ではアクセスできないような体験や行事を子どもたちに経験させて下さっているので本当に今の学校に通えて良かったなと思っています。

 字が美しくない我が子ですが、日々丁寧に書くよう意識しているようで、この1年間で随分綺麗になったと思います。日直の時の司会も大きな声で進行しているらしく、成長を感じました。

家庭での子の成長

 家庭では、自分の身の回りのことは自分でやるようにしてもらっていますので、学校の準備や朝の着替えもしっかりと一人でできるようになりました。学校からの手紙や提出物に関しては、こちらから声かけが必要な場合もありますが、もらったら必ずその日のうちに渡してくれます。家の手伝いも頼めば嫌な顔をせずにやってくれるので助かります。

 朝の勉強も大分できるようになってきました。最初は朝起きるのも支度するのも遅くて、やったりやらなかったりでしたが、徐々に朝早く起きられるようになり支度も手慣れてきて、毎日20分できるようになっていき、次は40分、今では大体1時間くらいできるようになりました。

 子が自分で借りてくる本もだんだんレベルが上がってきて、1学期の頃は電車の絵本が多かったのですが、今では角川つばさ文庫の本をひたすら読んでいます。読むスピードは結構早くて、1〜2時間くらいで角川つばさ文庫を1冊読み切ります。内容をちゃんと深く理解できているかどうかは不明ですが。

 一番、大きく成長を感じたのは、彼が目標を定めたところです。「将来〇〇に行きたい」という願望や目標を持つ事は、大きな動機づけとなりその後の行動を変えていくものとなりますよね。彼の意志は強いので、彼の夢や希望が叶えられるよう私もできる限り力になりたいと思います。

 2022年12月に受けた浜学園の公開学力テストではあまり芳しい成績ではなく、このままではヤバいと思いましたが、2023年2月、2023年3月と順当に成績と偏差値を伸ばしていき、今のまま家庭学習を継続していこうと思っています。家庭学習だけでどこまでいけるのか試してみたいと思います。

習い事に関して

 習い事に関しては、小学校に上がってから参加できる習い事が増えましたので、色々体験に行き吟味しました。一番悩んだのは、英語の習い事ですが、色々体験して先生のお話を伺ううちに自分達のスタイルや方針が定まってきました。

 実は、子は幼少期ほとんど習い事をしていませんでした。体操教室だけ一瞬行ったのですが、「行きたくない」と言われたのでやめました。小学校受験が終わった年長の秋頃に、ロボットプログラミング教室の体験に行ったのですが、大変楽しかったみたいでそのまま通うことになり、今も継続しています。今年春より当初のコースから2コース上がって今では割と高度なことを習っているなと感じます。

 コロナ禍の影響もあると思いますが、子は体を動かす機会が少ないと感じたので沢山運動系の習い事も体験しました。水泳、テニス、サッカー、体操、ドッジボール等です。水泳とテニスと体操は春から通い始め、サッカーは秋から、ドッジボールは冬から通い始めました。

体操は親ができた方が良いだろうと思い通わせていたのですが、やはり「楽しくない。行かない。」と言われたので冬にはやめました。

 水泳は有名な老舗の水泳教室に行っていたのですが、見ていると本当に「芋洗い状態」で実質泳いでいる時間って15分もないのではないかと思いました。我々が行っていた曜日の先生はどうやらアルバイトで毎回違う先生が教えていたらしく、教え方もあまり上手でない上に子も通ってる割には上達しなかったので行くだけ時間とお金の無駄だと思い、個人レッスンをしている先生にお願いしました。個人レッスンだとレッスン料は高いですが、1時間みっちり先生の指導を受けながら泳げますし、上達も早いので本当に良い先生に出会えて良かったと思います。

 テニスは春から12月くらいまで通っていましたが、習い事が多い上に勉学の内容が高度になってきて時間がなくなってきましたし、子もテニスに対して別段やる気があるわけではないので止めることにしました。また子がやりたくなったら言えばやらせてあげると言ってあります。

 サッカーは秋から始めました。あまりボール遊びをしない子だったので、馴染めるのだろうかと思いましたが意外にも楽しんでいるようなので、おそらく長く継続すると思います。

 ドッジボールは児童館で開催しているのに冬から参加させてもらいました。児童館の先生に見てもらいながら子どもたちでドッジボールできるのは本当にありがたいです。他の小学校の子どもたちとの交流の機会にもなりますし。かかる費用も年に800円と破格の値段です。児童館ではこの他にも〇〇クラブと称して習い事があるので春から参加できそうなものがあれば参加したいと思います。

 以上、現在やっている習い事は、ロボットプログラミング教室、水泳、サッカー、ドッジボール、オンライン英会話です。学習系に関してはフォトン算数オンラインを受けています。

おわりに

 以上、子の成長をつらつらと書き連ねましたが、1年間で随分成長したと思います。最初のうちは、親の手から離れて自分で自分のことをする時に、手際が良くなくて親がやきもきする事が沢山あると思いますが、1年も経てばすっかりできるようになるものだなあと思いました。

 1年生の最初は通学、座席に着席して受ける授業など慣れないことばかりなのですごく疲れてしまうみたいです。私はうっかり習い事をはじめたり、6月には試験を沢山受けさせたりしてしまったのですが、1年生の1学期はもう少しゆっくりさせてあげても良かったかなと思いました。幸い、体調を崩すことなく過ごしてくれたので良かったのですが…。

 以前にも記事に書いたのですが、小1のお子さんの親御さんの懸念事項としては、「登下校時トラブル」と「お子さんの人間関係」に集約されるのではないかと思います。みなさん、大なり小なり何らかの出来事を経験されていると思います。私は学校に関することで子がトラブルに遭った時はすぐに先生に報告相談をしました。あと、子がいつどこで誰に(わからなければどんな人だったか風貌を聞く)何をどんなふうにされたのか聞いて事細かに記録に残しています。後で聞かれた時に詳細に伝えるためです。学校に相談しても解決しない場合は警察に相談する事も一度だけありました。明らかに被害に遭っている場合は、間髪いれずにすぐに相談した方が良いなとその時の経験からも思いました。

 春から子は2年生ですが、まだまだ幼い部分が多く、登下校や習い事の往復の見守りはまだ続けたいなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました