Twitterにいると、東西の耳寄りな受験情報が沢山見られますね。中受に関しては、関西よりも関東の方が全体的に熱度が高く、塾の種類も関西より多いように感じます。私が中受沼に入ったきっかけとなったアカウントの方が首都圏の方だったので、関東の中学受験事情も結構詳しくなったような気がします。関東では、超有名大手塾SAPIX (関西にも進出)、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研(こちらは関西でも有名)の他に算数塾や思考系を鍛える塾も沢山あるようで、私がTLで知り得たのは、花まる学習会、グノーブル、エルカミノ、フォトンといったところでしょうか。おそらく、大手以外は関西展開はされておらず、関西圏の人にとってはどこやねんという感じだと思います。
ちなみに関西の大手は、浜学園、希学園、馬渕といったところでしょうか。関西圏で先取り系の低学年向きの塾、算数塾や思考系の塾として私が知っているのは、奨学社、りんご塾、算数LAB.、山本塾などです。
以上、東西合わせると様々な学習塾や学習オンラインサービスがあり、色々迷うわけですが、最近、その中でもフォトン算数オンラインが良さそうだなと思ったので、色々資料を取り寄せてみました。
フォトン算数クラブについて
フォトン算数クラブは、東京の都心に3つだけ教室がある小規模塾です。入塾テストの倍率が高く、そもそも入塾するのが非常に困難な算数の先取り型の塾であると認知しております。私がここでつらつら説明するよりも公式HPを見て頂いた方がわかりやすいと思うのでリンクを貼っておきます。
フォトン算数クラブとはhttps://www.photon-sansu.jp/aboutphoton/
フォトン算数オンラインについて
都心にしかなく、しかも入塾困難って無理ゲーやないか…と思っていたのですが、オンライン教室も開催されており、オンラインの場合は入塾テストは不要、つまり望めば誰でも入塾可能ということです。しかしながら、他の塾とは違って入塾できる期間が限られています。例えば、本年度2023年においては、1月6日〜2月28日の期間限定募集となっています。また、受講可能な学年は、新小2〜5年生です。
毎年、11〜12月くらいから公式HPに情報が出始めるようなので、オンライン受講希望の方はこの時期にチェックした方が良いと思います。入塾説明会やガイダンスなどの動画もこの時期から拝聴可能なようです。
ちなみに、公式HPや入塾説明会の動画を視聴するだけでは、カリキュラムは確認できません。入塾の申し込みをすると、「入塾資料集」と「入塾のしおり」が送付されるので、そこに詳しいカリキュラムと動画配信日が記載されています。また、オンラインでは使用するテキストの配布はなく、授業の内容を子ども自身がノートに写していくようになっています。そして、iPadを用意する事が必須のようです。
2月の間は無料体験(2023年現在)ができるようで、3月5日までに入塾するか否かを教室の方に専用書類(入塾申込書or入塾キャンセル申請書)を送付して知らせれば良いようです。
入塾金は22,000円。2年生から始めるのであれば月謝は15,000円です(2023年2月現在)。どの学年からはじめるかで月謝のお値段が変わってくるようです。
こちらの塾の良さは、基礎的な事を低学年のうちから先取りしつつ、徹底的に反復させるところだと思います。2、3年生で入塾すれば、飛び級コースとなっており、5年生で6年生の内容を修了するシステムになっています。なので、この塾の良さを遺憾無く発揮するなら、2、3年で入塾すべきだと思います。進度は教室でのライブ授業と同じのようです。
他塾とのカリキュラムの進度の比較
さて、気になるのが他塾と比べてどれほど先取りなのか?という所ですが、私が明確にカリキュラムを知っているのは、浜学園と奨学社です。他の塾は不明です。なので、ここでは、フォトン、浜学園、奨学社の3つでどう違うのか述べたいと思います。
この3つの中で一番進度が早いのは奨学社です。奨学社は3年生の終わりには6年生の学習内容を修了するシステムになっており、国語と算数のみならず、理科までカバーしています。ただ、全部受講するとなると、一番値段が張ります。(余談ですが、この奨学社より進度が早いのか洛南小学校です。1年生の秋には3年生の単元に突入しているとの話を聞きました。奨学社でも洛南小学校のお子さん向けに別枠で授業を用意していたと思います。)
次に、浜学園マスターコースとの比較ですが、フォトンの2年生飛び級コースと比較すると、フォトンの方がやや早く、3年生飛び級コースであればほぼ一緒くらいかなと感じました。浜学園最レと比較した場合は、圧倒的に最レの方が進んでいると思います。なんというか浜学園の最レとフォトンではコンセプトというか狙いが違うので比較対象にはならないかもしれません。
カリキュラム表しか持っておらず、肝心の難易度の違いはわかりません。が、低学年に関して言えば、奨学社の公開テスト、浜学園の最レ復習テスト、フォトンのコンセプトなどを見る限りは、最も難易度が高いのは浜学園の最レだと思います。
入塾するか否か?
先取りしつつ基礎の徹底反復というのはとても良いと思っています。現在、家庭学習では3年生の範囲(ハイレベ算数3年生をやっています)に入っていますが、私が子に教える時間がそれほどなく、かなり粗雑になってきているので、何か大切な事を見落としているのではないかという不安がありました。そのため、丁寧に復習してもらうという目的でフォトン算数オンラインを利用するのはすごく良いのではないかと思っています。最初は簡単な所から始まりますが、ペースが早い(ほぼ毎日配信される。授業回は1日おき)ので、じきに家庭でやっている所よりフォトンの方が先に進むかもしれません。
個人的に6月以降に大変忙しくなるので、今以上に子の勉強を見てあげる事ができなくなるかもしれません。そのための保険としてフォトン算数オンラインに入塾してもらい、自分で学習を進めていってもらえるようにしても良いなと思っています。
浜学園のマスターのオンラインでも良いのですが、システム的に子が一人でしっかりオンライン授業を聞けるか心配です。フォトンは動画の中にも自分で問題に取り組んだり(AIによる採点あり)、ノートを取る時間が設けられていますので、子がしっかり参加できるような仕組みになっており、それが非常に良いと思いました。
まだ、実際に浜学園のオンラインの受講をした事がないので、一度体験してみて再度検討してみようかなとも思っています。
後、気になるのは四谷大塚の進学クラブですが、まだ4年生の単元に到達する目処が立たないため、現時点では考えていません。この調子で行けば2年生の終わりまでには3年生の単元(算・国に限る)が終わると思いますので、その時点で進学クラブについて検討してみようかと思っていますが、時間がなく各教科の進度がバラバラなので、結局自前でゴリゴリ予習シリーズを進めていくような気がします。
以上、色々比較すると今の子にピッタリなのはフォトン算数オンラインのように感じました。まだ体験の期間は始まったばかりですので、もう少し吟味させていただこうと思います。肝心の子の感想は「楽しかった!また明日もしたい!」と好感触です。
その後(2024年2月3日追記)
その後どうだったのかは以下の記事にまとめております。
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