我が子が「行く可能性がある学校は全て見学に行きたい。」と言ったので、今年はできるだけ文化祭に参加しようと思い、灘・東大寺・洛南・洛星の4校の文化祭に行ってきました。実際、文化祭に行ってみると各学校によってカラーが違うのを肌で実感しました。けれども、どの学校も共通して言えるのは生徒さん達がイキイキしていて楽しそうに見えました。どの学校に行っても、充実した学生生活を送れそうだなと感じさせる活気がありました。そんな素敵な学校の個人的なレポと気になる学費について以下に述べていきたいと思います。
ちなみに、私たちはまだ文化祭しか参加していません。文化祭に行くほうが生徒さん達の様子がわかるし、子が学校の雰囲気を捉えやすいだろうと思ったからです。なので以下のレポは多角的な視点によるものではなく、各学校の文化祭の雰囲気のみのレポとなります。
灘校文化祭
実は子は毎年参加させてもらっています。私は2年前に1度だけ行きました。めっちゃ面白いみたいです。そして、いつも大勢の人みたいです。灘校文化祭は例年5月2日・3日に開催。私が子と一緒に行った時は2日(平日)の午後からの参加だったので、並ばなくても入れましたが、3日の祝日の朝一に行くと長蛇の列のようですね。一言で言うと「男子のテーマパーク」のような感じです。大抵の小学生男子は目をキラキラ輝かせるはず。毎年、それぞれの展示が面白すぎて、未だにすべて回れていません。
ここで私が色々語るより、実際に足を運んでもらった方がその楽しさがわかるでしょう。中受関係者なら行って後悔することはないと思います。あるとしたら、人が多すぎることくらいでしょうか?
グッズは例年人気ですぐなくなるみたいなので、行って最初に購入した方がいいかもしれません。
毎年、独自のホームページが立ち上がるみたいなので、それを確認すれば予めどう回るかイメージしやすいかもしれません。
東大寺学園文化祭 菁々祭
今年、初参加です。駅から結構距離がありますが、学園行きのバスが近鉄高の原駅近くのバスロータリーから出ており、それに乗ると10分くらいで到着します。文化祭の日は増便しているみたいです。
こちらの文化祭も大勢の人でした。広い敷地に沢山の人です。文化祭が始まる9時過ぎには到着したのですが、整理券配布のブースにはすでに長蛇の列、そしてもう品切れの整理券も…。絶対に行きたい展示がある場合は朝イチに行かないといけませんね。
マジックショーも大変な人気で毎回たくさんの人が並んでいたと思います。子はどの文化祭でもプログラミングやロボコン系の展示には必ず行くのですが、東大寺学園の部活でやっている事が今子がやっていることに一番近かったです。部誌もいただき、私も読みました。日頃、子が言語化してくれない事がバッチリ言語化されていて、個人的にすごく為になりました。子が夏に出た大会に部員さんも参加していたようで、一気に身近に感じました。
帰りは、バスに乗ろうと思ったのですが、発車時刻ギリギリにバス停に着いたらもう満員で乗れなかったため、高の原駅まで歩いて帰りました。大体20分くらいで着きました。この日はまだ夏日だったので、汗がダラダラ出ました。あまり日除けになる高い建物等がないので、今年の猛暑のピークのような日だと徒歩で帰るのは結構キツイかもしれません。
洛星文化祭
こちらも初参加。洛星はカトリック系の男子校です。これは完全なる個人的主観なのですが、カトリック系の学校って校舎がお洒落な学校が多いように感じます。洛星もあちこち絵画が飾ってありかなり上品でお洒落な校舎でした。
こちらの学祭でも、鉄道やロボット系の部活の展示に参加しましたが、備品が豪華に感じました。きっと代々大切に引き継がれているのだろうと思います。灘や東大寺では、先生は大抵職員室にいて見かけることはありませんでしたが、洛星では先生と生徒が連携している様子が見られました。
個人的にはラジコン部が面白かったです。生徒さんが自分で機体を作って飛ばすみたいで、機体を製作する際の材料やデザインへのこだわりが感じられました。今、大会でいい成績をおさめておられると聞いています。これからも頑張ってください。
洛星は京都にあり、京都の中心部は条例により高い建物は建てられません。よって、洛星の周りにも高い建物はなく、閑静な場所に位置しているので、窓から大空と左大文字山がよく見えました。五山の送り火の際には近隣住民にも校舎を開放しているらしいです。
食堂の定食↓
洛南文化祭
最後は、洛南文化祭です。関西では9月に文化祭を開催する学校が多いですが、洛南は10月初めに開催されるようです。今回私たちが参加した中で唯一の共学校です。男子校と共学校では、やはり少し雰囲気が違いますね。男子校では、自分たちのやりたい事をどこまでもマニアックに追求している雰囲気がありますが、共学校ではそのあたりがかなりマイルドになっているように感じます。華道など女子らしい部活もあり、たまに着物を着た女子生徒さんが校舎を歩いていて新鮮でした。
洛南は文武両道の学校です。オリンピック日本代表として活躍する卒業生の方もいらっしゃいますし、スポーツ選手として活躍されている方も多いです。高校からスポーツ推薦枠があるのですね。体育館らしきところでバレーボール部の練習の様子が一般公開されており、みんな背が高くて手足が長くてめちゃくちゃかっこ良かったです。我が子にもバレーボールカッコいいなあとそれとなく勧めておきましたw
とにかく人が多くて、アトラクションが体験できる展示は軒並み1時間待ちであまり回れませんでしたが、共学校の男子校との雰囲気の違いはなんとなくつかむことができました。あと、他の文化祭より格段に先生の姿を見る頻度が上がりました。受付の際も、先生がして下さいましたし、校内を巡回している姿も目にしました。すごく新鮮に感じたのは女性の先生が複数人いたことです。男子校では女性の先生は全く見かけませんでした。
食堂のどんぶりセット↓
文化祭に行く時の注意点 〜事前予約と上履き〜
まず、各学校の文化祭に行く時は、灘校以外は事前予約が必要です。9月に開催される学校は大体8月半ば位から事前予約の受付を開始します。予約する時におわかり頂けると思うのですが、学校同士で結構日程が被っています。例えば、東大寺と西大和、洛星と高槻など。そして、高槻は予約受付期間が短く、気が付いたら期間が過ぎていました。確か8月中で締め切っていたと思います。
次に、上履きについてですが、どの学校も「上履き持参」とは書いてなかったので、親子ともに手ぶらで行きましたが、上履きはあった方が良いと思います。どの学校もスリッパを出してくれますが、どのスリッパも大人サイズなので子どもが履くとちょっと歩きにくいし危ないように感じました。なので、私たちは途中から上履き持参で行くようにしました。
おわりに
どの学校の文化祭も学生さん達がいきいきして楽しそうでしたし、どの学校も非常に活気があり、レベルの高い文化祭だったと思います。小学生男児なら目を輝かせて楽しむのではないでしょうか。少なくとも、うちの子はそうでした。本当に楽しい文化祭をどうもありがとうございました。
文化祭の参加は入場に学年制限がありませんので、どんな学校か雰囲気を知りたい場合はまず文化祭に行くのがオススメです。楽しいので、子どもが「この学校に行きたい!」と思うきっかけの一つにもなると思います。噂では、一番初めに文化祭にいった学校を志望校にする子が多いとか…。
我が子もそれぞれの学校の雰囲気をなんとなく掴み、少しずつ志望を固めていっているように感じます。
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