2022年3月「低学年からの算数学習法」希講演会

中受に向けて

 去年、大掃除をしている時に各塾の講演会に行った時のメモが出てきました。メモ書きのままだと忘れてしますので、当たり障りのない程度で記事に残す事にしました。

 今回は2022年3月、希学園で講演された「低学年からの算数学習法」についてです。まるまま全て講演会の内容をこちらに記載することはできませんので、私自身が大事だなと思った事をピックアップしていきたいと思います。

丁寧に書く

 講演されていた先生は、「丁寧に図を書く。丁寧に字を書く」事の大切さを語っておられました。昨今は皆さん答案用紙に丁寧に解答を書くことができるので、丁寧に書くことができないと不利になるようです。汚い字で書くと、計算ミスや勘違いの元になりますので、誰もが読める字で答案を書けるようになることが大事みたいです。

 そこで、低学年のうちは10mm方眼ノートを使用して、マスの中に丁寧に字が書けるように練習をした方が良いようです。慣れてくれば、徐々に丁寧かつ素早く同じ大きさの文字を連続して書き続ける事を目標にします。入試では計算用紙はもらえません。なので限られたスペースの中に丁寧に素早く書ける練習も必要みたいです。

ものさしを使わずに真っ直ぐな線を引くことができる

 フリーハンドで真っ直ぐに線を描く、円を綺麗に描けるようになる事の大切さは多くの先生が語っておられます。入試問題に描かれた図は正確でない事があるので、最終的に自分で図を書いて条件整理ができるように作図能力を低学年のうちから磨いておいた方が良いようです。

 また、図形の定義や用語を完璧に理解し、自分で絵に描いて説明できるようになるといいようです。あとは、積み木やレゴ、工作など立体に関する遊びもやっておくと後に役に立つそうです。正二十面体まで理解できると

どこまでの計算ができるようになるべきか?

各学年で達成すべき事として以下のように述べておられました。

小学1年生19までの数について、足し算と引き算のフラッシュ計算ができる。1秒以内で答える練習をする。

・小学2年生九九の完璧な暗唱ができる。ものさしを使わなくても縦の位取りをきちんと揃え、3つ以上の数、3桁以上の数の足し算と引き算の筆算を書くことができる。

・小学3年生九九ゲーム(答えを先に言って、子どもに数の組み合わせを答えさせる。ex)8は?→2×4、4×2、8×1、1×8など。→分数の計算で有利になる)
 2桁÷1桁以上の割り算の筆算を正しく書くことができる。
 繰り上がり暗算ができる。(19までの2桁×1桁は暗算でできるようにする。5秒以内でこたえられるように。)

・小学4年生2桁×1桁、2桁÷1桁を暗算で行える。約数ゲーム。素数ゲーム。

文章題について

 文章題に関しては、読解力などの国語力が必要となります。まず小学1年生のうちは、自ら本を読む習慣をつけ、音読することが重要であるとおっしゃっていました。

 小学2年生では、大事な部分(質問の場所や「ただし〜」など)に線を引くなどして、文章を読んで必要な情報をきっちりと見つけ出すことができるようになることと、音読してイメージがわかなくても、必要な情報を抜き出して自分の手でメモできるようになることが達成すべき目標です。

 小学3年生では、和差算や植木算などを解く時に、作図、立式、表解するなど、文章の内容を素早く丁寧に条件整理できることが目標となります。

以上、講演会の記録でした〜。

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